ブリュートナー!?

拙文マロニエ君の部屋に「今年聴いたショパン-No.6ニュウニュウ」で、どう聞いてもピアノの音が納得がいかないからきっと中国のピアノでは?と書いていたところ、ブログのコメントに名も無きお方からお知らせをいただきました。
それは中国盤のジャケット写真で、そこにはニュウニュウ君がポーズをとるピアノの蓋にブリュートナーの文字がはっきりと写っていました。
日本盤のジャケットも全く同じ写真ですが、そこは黒く塗りつぶされており、ピアノのメーカーがわからないように処理されています。なぜそのようなことをするのか不可解ですが。

さて、写真のピアノがブリュートナーとしても、それが必ずしも使用ピアノと同一とは限らないこともままあることなので、確認のためにブリュートナー社から発売されているCDを聴いてみたところ、まぎれもなくニュウニュウがショパンを弾いているピアノの音と同じ音質で、これにはさすがに呆気にとられました。

さっそくブリュートナーのホームページにアクセスして、ジャケットのいくつかの写真を手がかりに探したところ、Supreme Edition 210cm という機種であることがほぼ特定できました。
コンサートグランドではないという点だけは当たっていましたが、まさかライプチヒのピアノとは思いもよらないことでした。
言い訳のように聞こえるかもしれませんが、たしかにブリュートナーってドイツのピアノにしては線が細くてしまりのない音なので、マロニエ君はごくわずかな経験しかありませんが、あまり好みのピアノではありませんでした。あれならば日本の同サイズのピアノのほうが数段好ましく思いますし、レコーディングに使うべきピアノとは今でもとても思えません。

中国人だから中国のピアノならまだわかるのですが、なんでまたわざわざそんなピアノを使ったのか、いよいよ不可解は募るばかりですが、お陰でともかく真相が究明できてよかったです。

お知らせいただいた方は、メールをいただいたのであればお礼のメールも出せるのですが、それもできない為、とりあえずこのコメントをお礼に代えさせて頂きます。
お知らせ頂きありがとうございました。
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