つかれますね

年明けからこちら、ひさしく更新を怠っていた理由のひとつに家の大掛かりな片付けに追われていたことがありました。
引っ越しではないのですが、一部の部屋を整理処分することになり、これが猛烈に大変だったのです。

長い年月をかけて積み上がった家財は、抜け道のない穴蔵に迷いこむ如きで、かなり手こずりました。
手をつければたちまち収拾のつかない状態になって戦意消失ですが、そこで引き下がっていては何も進まないから、ちびちびでもなんとかしてやっていくしかなく、ただもう気力で押し切りました。

はじめは軍手やビニールの手袋等を使っていたけれど、軍手は細かいことがやり辛いし、ゴム/ビニールの手袋は長時間だと蒸れて不快で、いちいちの脱着も面倒だから、どうしても素手でやるようになります。
また、大きな荷物を運び出すにしても、重量があると軍手では滑ったり力が入らずで、却ってケガやしくじりの元にもなりそうな場合も少なくないですね。

整理で非常に困るのは、もう自分では使うことはないけれど、直ちに廃棄処分するには忍びないグレーゾーンのものが結構あって、ここが大いに悩ませられました。ほんの一部は人にもらってもらうなどしましたが、大半は意を決しての処分対象とせざるを得ず、そのあたりは気分的にも疲れます。

数回しか使っていない大型スーツケースなど、車の後席を倒して荷室がいっぱいになるくらいのモノをリサイクル店の買取窓口に持って行ったら、「金額が出るまでに2時間ほどかかります。査定が終わったら連絡します。」とのことで、一旦帰宅することに。
電話がきたのは3時間を過ぎた頃で、すでに夕食時間だから今日はもう行けないというと、どうしても閉店までに来て欲しい、今日がムリなら明日の開店時間(!)に来て欲しいとやけに粘られ、さらに「買取金額は店頭でしかお伝え出来ません!」とのこと。
閉店は22時というから夕食後に行ってみると、買取不可のものが一点あり、それ以外の買取額は合計で610円というものでエーッとなりした!!!

決して期待はしていなかったけれど、それでも他の粗大ゴミのチケット代ぐらいになれば…と思っていたので、その凄まじい安さにクラクラしましたが、ま、これが現実の厳しさなんだと知りました。
こんな金額を電話で知らされたら、憤慨し、面倒くさくなって取りに来ない人もいるだろうし、さらに買取不可の物はそのまま放置されるから、必ず来店させて持って帰らせる(店を粗大ごみの処分場にはさせない)という取り決めがあるらしいと解釈しました。


片付けというのは、整理と決断、陰気な肉体労働、さらには積もった埃などとの長い格闘ですね。
ホコリを吸い込まないようにマスクをしていますが、長年積もったハウスダストを呼び起こし舞い上がらせているようなものだから、考えてみれば相当にあぶない作業だと思います。

実際、片付け開始から2週間ほど経ったころ、手足や腰背中などに強い痒みを覚えるようになり、ところどころに赤い発疹があらわれたから、一時凌ぎに、市販のかゆみ止めクリームを塗っていたものの、症状は日に日に悪化し、ついに皮膚科に行くまでに。
ドクターが皮膚の上をバターナイフのようなものを軽く滑らせて、顕微鏡検査された結果、ハウスダストによる症状でしょうとのこと。
やっぱり!というわけで、二種類の塗り薬と二種類の内服薬をもらって帰ることに。
その効能で数日でおさまってきたので、まずはよかったようなものの、荷物の中からは、古い教則本やらの楽譜がひと山とか、ほかにも再読してみたい本なども出てきましたが、触るのが恐くなりました。

こういう次第でピアノにもほとんど触らずの日々が続き、かなりだらしない状態になってしまっているから、さすがにそろそろ整えなくてはと思っているこの頃です。