2010年1月27日 (水) ピアノの調整-2

前回の続きで、様々な調整の続きです。さらに今回は少し整音面にも手が入り、音色のムラを取り除いてもらいました。後半には調律が行われ、さらにまた調整の仕上げへと向かいます。

このように「調律」というのはピアノ調整作業の一部分にすぎず、調律=ピアノメンテというわけではありません。タッチ面等に代表される部分の調整はかなり収束されて良くなってきました。
調律はある意味ではもっとも奥の深い領域といえるもので、今回はかなり個性のちがうものになったような気がしてい
ます。

今回をもっていちおうの区切りとはしましたが、気がついた点などは引き続きお願いすることになると思います。トータルで9時間に及ぶ調整となりました。

かなり気持ちよく弾けるようになりました。
続きを読む

2010年1月20日 (水) ピアノの調整-1

2台ある我が家のピアノのうちの大きいほうのタッチなど、機械面を主体とした調整のために調律師さんに来ていただきました。
今回はハンマーの接近など細かいところにいろいろと点検を兼ねた手を入れていただき、やや重めだったタッチをより理想的な状態へ持っていくというのが主な課題です。
ホールでいえば保守点検といったところでしょうか。

調律師さん曰く、理想を追い求めてやり始めたらキリがないとのことなので、今回はとりあえず2回にわけてやっていただくことになりました。午後から始めて夕方の6時半にようやく区切りをつけて今日は終わりになりましたが、結果は上々で、かなり弾きやすいタッチになっています。
弾きやすくなるということはピアノが自分に近づいてきてくれたような気になるものですね。

こうなると次週の二回目も楽しみです。ピアノは調整次第というわかり切った事実を、いまさらのように再認識しました。
続きを読む

2010年1月17日 (日) カワイのNo.750

今日は知り合いの調律師さんの工房に遊びにいきました。
かねてよりオーバーホール中だったピアノが、ようやく仕上がったという連絡があったので、これを見に行ったわけです。
ピアノはカワイのNo.750という、おそらくは50年以上前のグランドで、ディテールも大量生産とは全く無縁の重厚なデザインです。
サイズはヤマハでいうC7クラスで、大きさといい造りの風格といい、かなりの迫力があります。

ボディこそ磨きのみで、再塗装はされていませんが、それ以外はフレームは上品なゴールドに塗られ、弦やハンマーを始め、ほとんどの消耗パーツは輝くような新品に交換され、当然ながら入念な調整がされています。

弾くと意外にも今のカワイからは想像できない、ドイツ的な渋みのある大人っぽい音色をもったピアノだったのが驚きでした。それも現代のピアノからは決して聴くことの出来ない、佳き時代のふくよかな響きを伴っていました。
タッチにも程良い抵抗とコントロールのしやすさが与えられ、隅々にまで技術者の手の入ったピアノというのは何ともいえない質感と暖かみがあるものですね。

マロニエ君は大変素晴らしい仕上がりと思い素直な感想を伝えましたが、調律師さんご当人はまだまだ不満の由でした。
ぜひプロのピアニストの演奏によってこのピアノを鳴らして欲しいものです。
続きを読む

2010年1月11日 (月祝) 新年会

昨年入会したピアノサークルの新年会に行きました。

マロニエ君はアルコールは最初の一杯のお付き合いがせいぜいで、基本的に飲めません。
「類は友を呼ぶ」のかどうかは知りませんが、私の友人知人の付き合いではアルコールが出てくることはほとんどなかったのです。それがこのところサークルに入って酒の席にも何度か行くことになり、その雰囲気に圧倒されてしまいます。

今頃知ったなんて言うのもカマトトのようかもしれませんが、飲める人というのは食事量がやはり少ないんですね。食事はいわば脇役で、主にアルコールという名の液体で満腹している感があり、驚きました。
基本的に食事会に比べて食べ物が少ないというか、飲めない人にはちょっと辛い面もありますね。
飲めない人も食べるほうで楽しめるような自然な環境があればいいのですが。

体は正直で、帰宅したころには猛烈にお腹が空いている自分に驚きます。
いつもこういうときはそのへんにあるものを手当たり次第に食べてしまいます。

でも、新しい人たちと交流できることはとても楽しいし素晴らしいことだと思っています。
続きを読む

2010年1月10日 (日) ホロヴィッツのCD

晩年のホロヴィッツのヨーロッパ公演での最高の出来と評される〝ベルリンコンサート〟を買ってみました。
2枚組で一枚目のメインはクライスレリアーナなどでしたが、あまりにも衰えが顕著でかなり期待はずれでした。
演奏の質というよりは、会場もこのカリスマを見に来たという雰囲気ばかりがよく出ていたように思います。
機械というものは本当の味のようなものは表現できないところもあるけれど、無残なほどありのままを記録してしまうという正直さももっていますね。
昔と違ってキャッチコピーもだんだん当てにならない気がしているこのごろです。
続きを読む

2010年1月8日 (金) インドカレー

時たま車で通る道にインドカレーのお店があって、通るたびに気になっていたので、思い切って行ってみました。

マロニエ君は未知のお店に入ってみるのがあまり好きじゃありません。
せっかくの食事でがっかりしたくないからです。
だから食べ物屋さんの開拓には非常に消極的なほうだと自分で思いますが、今回は挑戦的になりました。

結果は大成功でした。
カレーも美味しいし、とりわけ印象に残ったのはフワフワで厚みのあるナンでした。
量もたっぷりあり値段もリーズナブルでまた行こうと思います。お店の人は全員がインド人男性でした。
http://www.good-job-115.info/tama’s-room/f-milan/index.html
続きを読む

2010年1月4日 (月) CDの年初め

べつに大したことではないけれど、新年に最初にかけるCDを何にするかは毎年ちょっとだけ悩むところです。
たかだかCDを鳴らすぐらいのことに、お正月だからという畏まった気持などはないけれど、でもやっぱりなんとなく意識してしまいます。

で、今年はドビュッシーの「海」でスタートしました。
これが自分なりになかなかの成功でした。

第一曲が夜明けからはじまるところにわざわざ拘ったわけではないですが、久しぶりに聴くこの壮大かつ繊細な名曲にあらためて感銘を受けましたし、同じCDに収められた「牧神の午後」も、正月早々から酔いしれました。

以降、すでに毎日のように聴き続けることになってしまっています。
続きを読む

2010年1月2日 (土) 新年の合奏

マロニエ君の自宅で友人と合奏しました。
曲は以前から手をつけ始めていたシューベルトのアルペジョーネ・ソナタですが、へたくそ二人ですから大変です。全曲を通すだけでも30分以上かかるし、細部を詰めながらやり直しなどしていると2時間ぐらいあっという間にかかってしまいました。

アンサンブルは一人で弾く時とは違った難しさがあると同時に、なによりも音楽の原点を感じさせる楽しさがあり、ときどきこういう遊びをやってみるのもいいものだと思いました。

そのためには練習が必要な点が怠け者のマロニエ君にはつらいところですが。
続きを読む

2010年1月1日 (元旦) あけましておめでとうございます

本年からこのぴあのぴあをスタートすることになり、新年のよいきっかけとなりました。

お正月といってもとくにこれということもなく、今日は午後から家族と一緒に市内をドライブしました。ウソみたいな交通量の少なさが、かえって落ち着かないぐらいで、こんなところから正月気分を味わいました。

あすは久しぶりに帰省したフルートを吹く友人と合わせものをやることになっていますが、あまり練習らしい練習もできていません。まあ、お互い遊びですし楽しみです。

というわけで、これからよろしくお付き合いくださいますようお願いします。
続きを読む