ネットニュースによると、現在開催されている大阪・関西万博のオーストリア館には、1869年日本とオーストリアが外交樹立した際、時のオーストリア・ハンガリー帝国の国王から明治天皇に贈られたベーゼンドルファーのレプリカが展示されているとのこと。
そのオーストリアナショナルデーに出席のため来日中のファン・ベア・ベレン大統領を、天皇陛下は22日、お住まいの御所にお迎えになったようですが、ピアノのことが話題となり、「ベーゼンドルファー社製のピアノは、ここ御所にもあります」と仰せになって、楽器や音楽の話で親しく懇談されたとありました。
今上天皇がヴィオラを弾かれることは有名ですが、実はピアノもかなりの腕前だというのはあまり知られておらず、実は私も最近まで知りませんでした。
両陛下お揃いでのご公務の際、皇后様が「陛下もピアノを弾かれるんですよ」と周囲に洩らされたのだそうで、実は小学生くらいの頃にピアノをお弾きになっている音のない映像もあり、そこにはかなり自然にサラサラと弾かれている様子が映っています。
それを見たのは、ひと月ほど前の事で、思いがけない事実に驚いたばかりでした。
一説によると、ヴィオラよりも早くにピアノに親しまれ、しかも相当に上達されていたにもかかわらず、そこには、とてもここには書けないような深い事情が関係しているとのことで、その真偽の程もわかりませんが、詳しいことは調べていただければ、もしかしたら出てくるかもしれません。
いつの日か、陛下が弾かれるピアノを、ほんの数秒でもいいから聞いてみたいものです。